経験シリーズ③:整形急性期での理学療法士の働き方とその役割

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今回は、私が総合病院の整形外科病棟で働いていた時の働き方とその役割についてご紹介します。

整形外科病棟では受傷後や手術後の患者様に対し早期に介入を行っていました。

整形外科病棟では痛みを伴うことばかりなのでリハビリだけでなく傾聴やメンタル面のフォローも大事な役割でした。

それらについても詳しくご紹介します。

目次

私が勤めていた病棟は50床ほどでしたが、市内1位の救急対応の実績があったため、多い日で10名ほどの骨折患者様が運ばれたこともありました。

毎日のように救急で骨折患者様が運ばれ、常に新規患者様を受け持つといった状態でした。

術前から介入することも多く、手術日までベッド上でリハビリを行うことも多かったです。

整形外科病棟の看護師は協力的で、リハビリの重要性を理解してくれている人が大半でした。

術前術後の状態や日々の変化などをよく報告してくれるような方が多かったです。

「移乗の時、意外と一人で行けたよー!」など。

受傷後や術後の検査結果次第では対応が変わることもあるので、看護師との連携は密にしていました。

理学療法士の働き方

1日10名前後、1人あたり1~3単位、1日18~21単位での介入でした。

私がいた整形外科チームは理学療法士が8人程度在籍しており、病棟と外来を担当していました。

常に病棟担当は6~7人で1日に同じ患者様に何度も介入することもありました。

基本的には病棟の予定優先のため介入できないことも…。

理学療法士の役割

術前やベッド上安静の患者様に対しては、DVT予防の指導や痛みのない範囲での筋力トレーニングを行っていました。

特に、整形外科患者様は痛みやメンタル面のフォローを行う必要が多々あり、介入時間を傾聴に使うこともありました。

いかに痛みを抑えてリハビリが出来るかが大事です。

受傷後や術後の離床は基本的にはリハビリが行い、その時の状態ややり方を看護師に伝えるといった役割を担っていました。

また、病棟でのADLの変更や在宅復帰のタイミングに関してもリハビリスタッフが進言し決定することが多かったです。

介入する上でのリスク

整形外科病棟では他の外科や内科と比べ、安静度の制限が細かく設定されていることが多々あります。

例えば、肩関節だと筋肉の過剰な収縮を出さないために「他動のみの運動は可」や「〇〇度まで動かしてOK」など。

どのような骨折で、そこに付着している筋肉は動かしても大丈夫か?、離床時の下肢エコーは必要かなどといった細かな指示を医師にもらうようにしていました。

また、整形外科患者様は痛みや術時の大量出血によって急変のリスクがあり、常に採血や画像データなどの検査結果を考慮してリハビリを行う必要がありました。

整形外科病棟では医師からの「明確な指示」のもとリハビリを進めていく必要がありました。

そのためには解剖学や生理学の知識、離床時のリスク管理を身につけることが重要です。

どの病棟でも同じですが、リハビリは常にリスクを伴います。

そのリスクを回避するためにはさまざまな知識と他職種との連携が大切になります。

それでは、また!Fin.📹

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この記事を書いた人

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PT11年目/急性期、回復期、介護分野経験済みです。
施設見学16回、面接8回の経験から云えること。
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