転職先に施設見学を行くときは必ず施設に関して下調べして行きましょう!
転職エージェントを利用している人は施設情報をもらっておきましょう。
なぜなら、質問内容をしっかり考えていくことで転職先にいい印象を持ってもらえるからです。
- 施設見学は面接の前章!
- 転職先の情報収集をしっかり行う
- 事前に質問を考えていく
施設見学は面接の前章?
その理由は?
どういうこと?と思う方もいると思いますが、もしあなたが人事担当者だとします。
施設見学を申し込んできた人に対して「この人は自分の施設に欲しい人材か?」という目で見ませんか?
人事担当者もリハビリテーション科の管理者もその可能性を考えてあなたに時間を割いているのです。
施設見学で履歴書や職務経歴書などの書類を要求されることはほとんどないので、見学中に職歴や仕事内容を聞かれることが多いです。
私が今まで経験した施設見学は面接のように「対面での形式ばったもの」ではありませんでしたし、見学しながら色々と気軽に質問し合うことのできるフランクな機会でした。
面接となるとお互いに緊張しますし、質問も形式ばってしまいますからね。
なぜ質問を考えていくことが大事なのか?
まずは、「実習に来ている学生」を想像してみて下さい。
この学生、何も質問もしてこず、ただ見ているだけ。
質問も当たり前のことしか聞いてこないし…。
どうでしょう?あなたがバイザーなら「興味ある?本当に理学療法士になりたいの?」って聞きたくなりませんか??
施設見学でも同じで、しっかりと質問を考えていくことで人事担当者やリハビリテーション科の管理者に「熱意」を示すことが出来ます。
この人はこの施設のことをしっかり調べてきてくれている。
熱心に質問もしてくるし、この施設に興味を持ってくれているな。
経験者として見学に行くので、「経験者」として見られていますからね。
また学生や新卒者とは違うので、「経験者」としての質問をしましょう。
ちなみに、転職エージェントから情報をもらっていても、自分で下調べをしなくてもいいというわけではありません。
少しでも事前に自分で調べていくことで見学時にスムーズに質問できるでしょう。
見学前に調べておくべきこと3選!!
施設の特徴
施設のホームページがある場合は大まかに施設概要が載っていると思います。
病院であれば、
「どのような疾患が多いのか?」
「集中治療や外来、透析もリハビリがあるのか?」
「特に力を入れている分野は何か?」
などホームページ上で詳しく載っていないことや、より知りたいと思えることをメモしておきましょう。
もし、力を入れたい分野があれば患者様の疾患別比率を確認するのも良いでしょう。
病院によってはホームページ上に載せているところもあります。
施設であれば、イベントごとや施設ならではの取り組みなど、リハビリがどのように関係してくるか確認してみましょう。
老健であれば強化型など5つに施設区分が分かれているので、区分により忙しさが変わる可能性はあります。
リハビリテーション科のスタッフ数や経験者年数もリハビリテーション科の雰囲気や自分の立ち位置を知る上では大事でしょう。
独身寮や食堂、関連施設などの利用も気になる施設があれば見学を依頼してみて下さい。
求人の内容
- 休日、勤務時間、残業時間
- 交通手段(車通勤可?)
- 産前産後、育休、介護看護休暇
- 有給日数、有給消化率
- 食費補助
- 住宅手当有無
- 離職率
※給与面は見学時には相談することはめったにないと思いますが、私は見学時に給与も全部書面で提示されたことがあります。
仕事内容(業務外含む)
転職先によって働き方として変わってくることは以下のことかと思います。
- 1日に介入する人数
- 1日のスケジュール
- 他部署との連携(委員会やカンファレンスの頻度)
- 勉強会の頻度や有無
- 教育体制はしっかりしているか(組織としてこれは大事だと思います)
- 施設によって書類業務も違う(紙カルテ?電子カルテ?)
転職する施設によっても働き方が違います。
病院といっても規模や急性期・回復期など特徴によっても変わると思います。
また、病院と施設やデイ、訪問、クリニックでも理学療法士の働き方は違いますよね。
- 病院:チーム制?階ごと?科目ごと?(チーム内で交代で休みを回すこともあり)
- 施設:入所のみ?通所や訪問も兼任?(入所と通所を兼任している施設も多いようです。)
- デイ:リハビリ職の役割は?送迎も?
(よく求人には「普通自動車第一種運転免許必須」など記載されていることも) - 訪問:訪問手段は?勤務体系や休憩時間は?(バイクや自動車免許必須のことが多い)
- クリニック:勤務体系、休憩時間は?(休憩が長く、夜遅いことも・・・)
余談ですが・・・
私の経験上、仕事内容に関しては上記内容を質問することが多いですが、大抵は先方から少し「良いよう」に話されることが多いと思うので、期待しすぎない方がいいと思います。
例えば・・・
例1)「各自で勉強会はやってる」
⇒実際は「個々で外部勉強会に参加しているだけ」
例2)「新人指導はプリセプターがマンツーマンで指導している」
⇒実際は「プリセプターに任せっきりで全体では管理されてない」
聞いていた話と違う!なんてことはよくあります。
施設見学の時点で、できるだけ差異がないようにしたいですね!
気になるところは少し踏み込んで聞いてみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は以下のポイントについてお話ししました!
- 施設見学は面接の前章!
- 転職先の情報収集をしっかり行う
- 事前に質問を考えていく
事前に調べることの大切さは、今までに何度も施設見学をしているからこそわかることです。
(社会人になってからだとと10件ほど施設見学に行っています。学生時代を合わせると16件です。)
以前、施設見学に行った際、事前に調べてきたことをメモ帳にびっしり書いてあるのを見た人事担当者にびっくりされました。
メモを見ながら、しっかりと情報を収集する姿勢を見てもらうことで、人事担当者に「見学に時間を割いてよかった」と思ってもらえるようにしてみてください。
就職活動への熱意をしっかり伝えましょう!
人事担当者にいい印象を持ってもらえると、追加でこっそり内部情報を教えてくれたりします😁👍
働きながらの情報収集は大変ですが、転職先の候補を絞ってしまえば時間はかかりません。
皆さんにとって良い転職先が見つかりますように・・・
それでは、また!Fin.📹