理学療法士が片手で本を読むためにブックスタンドをリメイクしてみました!
世の中には脳卒中で片麻痺になった方、事故や病気による上肢切断で腕を失った方など、片手で生活を強いられている方はたくさんいますよね。
私の祖母も数年前に脳出血で片麻痺となり、車いす生活をしています。
昔から祖母は読書が好きなのですが、今ではその読書が非常に難しい動作になっています。
ブックスタンドの中には『片手でめくれる』ことに特化しているものもありますが『本の設置』までは…。
『本を読む』という動作を少しでもやりやすいように出来ないかと、100円均一の材料を使いブックスタンドのリメイクを考えました。
興味のある方は参考にしてみて下さい。
ブックスタンドのリメイク
ブックスタンド
>>今回使用したブックスタンドは…
- ストッパーが硬くない
- 傾斜が調整可能
- 片手で組み立て可能
- スチール製でリメイクしやすい
このブックスタンド、片手でページをめくることは可能ですが、問題が。
- 本が傾きやすく、片手で本を設置しストッパーで止めることが難しい。
- 分厚い本だと設置後も左右に傾いてしまいページをめくるときに不安定。
- 文庫本・単行本以上の大きさ、教科書などには向いていない。(薄い雑誌は可能)
問題点➌はそもそもブックスタンドの大きさが教科書などの大きさに適していないです。(片手での操作の場合)
今回は問題点の➊・➋を100円均一に売っている材料を使って改善してみました。
100円均一の材料でリメイク
- 切れる板テープ付き(Can★Do)
- 滑り止めテープ付き(Can★Do)
- 両面テープ(金属可)
- 土台
材料①を2.5㎝×4㎝に切る(10~12枚作成)
5~6枚を重ねて貼る(2セット作成)
材料②を一番上に貼る - 背表紙ストッパー(適宜)
滑り止めを幅に合わせて切って貼る - 滑り止め(適宜)
材料②を元の黒い滑り止め部分の半分~全体に貼る
※透明のストッパーはなくても良い。あるとより前に滑りくくなる。
(Can★Doで販売している赤ちゃん用コーナー保護材を使用)
- 左右に土台を設置し、背面・下面に滑り止めをつけることで本を平衡に保つことが出来ます。
- 平衡に保てることで片手での本の設置、ページをめくる動作が安定して行うことが出来ます。
まとめ
今回リメイクしたブックスタンドは祖母に渡しました。
使用方法は祖母の入所している施設のスタッフさんに伝えていますが、残念ながら実際使用してくれているかはまだ確認できていません。
祖母が好きだった読書を少しでもストレスなく楽しんでくれたらと思います。
それでは、また!Fin.📹